ボルテで剛力羅合格レベル以上になり、LV17・18の譜面に挑戦する辺りから少しずつ「反対側の鍵盤を叩かせる」配置が登場してきます。
いわゆる出張配置だね。
この出張配置はおもに内側の鍵盤まで出張させるパターンと一番外側まで出張させるパターンの2つあります。
↑内側の鍵盤まで出張させるパターンの代表的な配置はBangin’ Burst[EXH]
↑一番外側まで出張させるパターンの代表的な配置はBlack or White?[EXH]
今回の記事では前者の、内側の鍵盤まで出張させるパターンの出張配置の取り方について解説・考察していきます。(後者については後日更新予定)
出張配置の主な取り方3パターン
この記事では主要なパターンである
①人差し指を移動させて取る
②親指で取る
③人中小で取る
3つの方法について取り上げます。
①人差し指を移動させて取る
一番オーソドックスな取り方がこの取り方でしょう。
この取り方のメリットは、後述する②や③の取り方のように取り方の感覚を掴むまでの一定の練習が必要なく、すぐに実行できるという点。単純に取り方がシンプルでわかりやすいという点にあります。
一方で、位置感覚に慣れるまでは鍵盤がスカリやすい(鍵盤と鍵盤の間を叩いてしまいやすい)というデメリットも存在します。
②親指で取る
①に次いでオーソドックスな取り方が、反対側鍵盤を親指で取る方法。
この取り方の一番のメリットは、一度慣れてしまえば極めて安定しやすいため鍵盤をスカりにくいという点です。
たしかに、親指の接地面積が大きい・横方向の腕の軸の移動量で迷いにくいから①より安定してる感じだね~。
デメリットとしては、「親指でボタンを押すタイミングに合わせて腕を内側に突き出す」独特の動きをする必要があり、いきなりこの取り方に慣れるのはやや難しい点でしょう。(ただ、後述する③よりは習得難易度は低いです)
また腕全体を動かす必要があるので、「初見の譜面・ハイスピが速い・譜面のBPMが速い」といった場合だと、比較的咄嗟の反応がしづらいのもデメリットでしょうか。(言い換えると、瞬発性には欠ける)
③人中小で取る
①と②のメリットとして挙げた接地の安定性・瞬発性をある程度両立しているのがこの取り方です。
①より横方向の軸の移動量が少ないため鍵盤をスカりにくく、②に比べて腕と体全体で大掛かりな動きをする必要がないのが特徴でしょう。
デメリットとしては、この取り方をする場合小指を扱うことに慣れている必要性があるため、指の独立性や柔軟性が鍛えられていないとシビアな点です。習得難易度は高めでしょう。
小指を使うことについて
ボルテって小指あんまり使う印象ないんだけど、練習する必要あるのかなぁ…。
まだあまり慣れていない段階だと、こんな疑問を持たれる方もいるでしょう。
確かに、LV17辺りまでの譜面であれば小指を使わないと取れないような配置は少ないです。
しかし、LV19,20になると、小指を使わないと取るのが難しい配置が徐々に登場してきます。(代表例を挙げるとガニメデ虹のラスト12分など)
またロング鍵盤絡みだと小指を使ったほうが取りやすい配置も多かったりするので、小指を使えて損はないということが言えるでしょう。
小指を使って崩れるような場合は無理に使う必要はないけど、余裕がある時に徐々に慣れていくと、役に立つ場面もあるかもね。
まとめ
以上をざっくり表にすると↓こんな感じですね。
習得しやすさ | 安定性 | 瞬発性 | |
①人差し指移動 | ◎ | △ | ◎ |
②親指使用 | △ | ◎ | △ |
③人中小 | × | ◯ | ◎ |
この記事で挙げた3パターンはあくまで主要パターンなので、これ以外にもアレンジされた取り方は色々あります。(人差し指と中指を添えて取る、全ての鍵盤を3本指添えて取るetc)
上記を参考にして、譜面に応じて自分の取りやすい方法を試行錯誤して見つけてみてね。
こちらの運指記事もぜひ。
この他、ボルテの基礎的なパターンについても以下の記事で解説しています。
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