今回は具体的な技術…指の使い方に関しての解説記事です。
ボルテの中でも取りづらい配置のうちの1つである、「FX↔B/Cの16分トリル」の工夫した取り方を説明します。
(↓前回までの記事はこちら。未読の方は是非読んでみて下さい。↓)
縦トリルは親指と中指で取ろう
今回説明する「FX↔B/C」トリルは、例えばQuietus Ray[HVN]のこことか
みたいな配置を指します。
この配置は特に運指についての意識をしない限り、
「FXを親指、Bボタン/Cボタンを人差し指で取る」
のが普通だと思います。
…でもこれ正直押しづらいと感じませんか?
僕は押しづらいと感じますし、ミスらないにしても安定しないと感じます。
なので、この配置が降ってきた時はいつも
「FXを親指、Bボタン/Cボタンを中指で取る」ことにしています。
↑この押し方ですね。
「人親」でなく「中親」で取ることで、
FX↔B/Cトリルが段違いに安定します。
内側縦トリル 個人的に中-親で取るのが断然取りやすい pic.twitter.com/0UGovrCfM3
— 人生 (@jnsyvp) January 8, 2021
この取り方をすることで、「指そのものを上下させる」動きのみでなく、「手首の回転を利用する」ことが出来ます。
筆者も昔は縦トリルが苦手でしたが、FX↔B/Cトリルを中親で取る動きに慣れたことで、Angels and Demons [EXH]の縦トリルを全てガチ押しして下記リザルトくらいのスコアは出せるようになりました。
慣れると、筆者的には人親より断然光りやすいです。特にBPM180以上の16分トリルになってくると…。
トップランカーはどう取ってる?
一介の無枠暴龍天が言っているだけだと心許ないので、
トップランカーの運指の例を見てみましょう。
例えばYouTubeで有名なボルテ動画投稿者、
DDXさんは、この縦トリルを中親で取っています。
↑冒頭の例で挙げたQuietus Ray[HVN]の縦トリルです。
因みにガーベラリミの縦トリルでも同じくDDXさんはこの取り方をしています。
他にもCORBYさんのクワイタス天PUC動画も見てみると、
少し異なりますが「中指と人差し指でBボタンを押す」運指です。
また、韓国トップランカーのSUIRIさんの最近の動画(2020年1月頃)を見ると、左手のFX↔Bボタンの往復に関しては人差し指でなく中指を使っている部分が多いことがわかります。
まとめると、FXと白鍵B・Cボタンの単純16分トリルは人差し指のみで押すより中指を使う方が押しやすい。
というのがトップランカーの方でも同じだということが推察されます。
チーズバーガー配置もこれの延長にある。
単なる縦トリルのみならず、下記のようなチーズバーガー地帯も、
「FX↔B/Cトリルを中指を用いて取る」運指が応用できます。
例として先ほどに引き続き、
DDXさんの「極圏の開幕」の動画を見てみましょう。
ここでも同様に「人差し指オンリーでB,Cを押す」運指ではなく、
「中指を使って押している」ことがわかります。
筆者に関してもこれと同様の運指を用い、
ECHIDNAや極圏の開幕のチーズバーガーはかなり安定して全ピカさせることが出来ています。
チーズバーガーうめぇ
それでも、結局上手い人は普通に人差し指を使えるのでは?
それに関しては確かに否定できません。
超上級者…例えば8thKACチャンピオンのMINIさんのプレー動画を見ると、
この配置を人差し指と親指で簡単に捌いています。
(↑KAC本番。超越天のチーズバーガー地帯を、B,Cを人差し指で押すタイプの運指により片手で捌いています)
ごく一部のトップランカーしかPUC出来ない超高密度譜面レベルになると、
特筆して縦トリルとは言えないような配置であっても必然的に人親を高速で往復することに近い動きが要求されるため、人↔親の動きがかなり鍛えられていると思われます。
よって、人差し指で取るのと殆ど安定度が変わらないレベルの実力帯の方は普段からの慣れによって、容易に人差し指を使って捌いてしまうでしょう。
ですが、人体の構造的に基本は
「人↔親」より「中↔親」の方が、絶対的にFX↔B/Cトリルの動きを行いやすいと筆者は考えています。
従って先に述べたように
「初見の時にこの縦トリル降ってきたが、咄嗟の判断が必要で構えている余裕はない」
といったケースや、
「縦トリル地帯の16分前後等にすぐ他の配置が来るような場合」
これらを除いては中親で取ったほうが安定度が高くなるというのが結論だと思ってます。
まずは試してみてほしい
「今まで中↔親でこの縦トリルを取る意識は特にしたことなかったよ。」
という方は、是非一度この運指を試してみて下さい。
↓他にもボルテ攻略記事を書いています。
こちらも是非ご覧ください!
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