おうちボルテを導入しようか迷っている方向けに、メリット・デメリットそれぞれ3選を紹介します。
メリット
集中できる
周りに人がいない・待ちがいないというのは快適で、集中するための大きな条件です。
また、打鍵音の聞こえやすさはゲーセンに比べて格段に良いです。
ゲームをプレーしてる時間のうち打鍵音が聞こえやすい練習時間の割合が多ければ、それだけ地力向上の効率は良くなりますよね。
単曲粘着もアーケードに比べて躊躇なく出来るので、PUC狙いなどもしやすいです。
手軽にできるためゲーセンに行かなくていい
家に引きこもっていたい気分の時はゲーセンに行かずにプレー出来るのはとても大きいです。
特に近場にゲーセンがなくて頻繁にプレーができない地域の方は、おうちボルテの有り無しで成長速度に露骨に差が出てくるでしょう。
長期的に見るとアーケードでやるより安い
後述するデメリットに書いたように、おうちボルテは初期導入費用が高いです。
ですが、絶対に暴龍天になりたい!といった人や、暴龍天より先を目指し後光暴龍天・インペリアルになりたい!といった人は1000クレ単位でクレジットを積むことは前提となっています。
それを考えると、コントローラーは200~300クレ分相当なので、長いボルテライフのほんの一部と捉えることが出来るため安いです。(※曲パックを追加購入する場合は費用が別にかかります)
一回曲を買ってしまえば無限にプレーできるため、同じ回数分実機でやった場合と比べると長期的には初期投資分を回収できるため、長くプレーするつもりの方は同じ実力まで到達するのにかかる合計費用は安くなる可能性も高いでしょう。
デメリット
環境構築が少し難しい
おうちボルテは高いお金をかけてコントローラーやモニターを揃えるだけでは終わらず、コントローラーやモニターの位置の調整・コントローラーのメンテナンスには気を配る必要があります。
筆者はSVSE5を持ってるけど、定期的なメンテが必要だよ~…。
判定感覚差
判定に関しては、音に対するオフセット調整/見た目の判定調整の両方が備わっているため、アーケードとの差はかなり小さいものに出来ます。
しかし、判定感覚差は微小なものにできても、それ以外でアナログな部分でも調整が必要です。
特に影響が大きいのは「モニターと顔の距離」「手とコントローラーの距離」「体の向きの動かしやすさ」だと思います。
実機とのズレが大きくて気持ちよくプレーできない…という人は、これらを意識的に調整してみて下さい。
立ち環境の構築
立ち環境はありあわせのものを工夫すればタダで構築するのは可能です。
ただそれが難しかったり、「毎回雑誌とかを積み上げて無理やり環境作るのが面倒だ…」という場合は、次のようなキーボードスタンド
(昇降式デスク
全体的な感覚差
おうちボルテが家に来た直後は「実機と感覚に差があって思うようにスコアが出ない」と感じる人もわりかし多いと思います。(筆者は実際そうで、購入直後で環境が整えられていない状態だと実機より平均して低いスコアしか出ませんでした。)
ただそこで調整を放棄してしまわず、微調整を重ねることで実機との差は埋められます。(そこを超えると、先に挙げたメリットの恩恵が目立ち、実機より集中できる環境でのプレーが出来ます)
ちなみに筆者の場合、実機とおうちボルテの差が埋められた今となっては、例えば実機でAAA乗っていないラスプロがAAA乗ったり、LV19で実機より先に初S譜面出すなどの収穫を得られています。(筆者のTwitterにもよくおうちボルテのリザルトが上がっているので参考にしてみてください)
最近だと、実機でまだ出していないLV17のPUCをおうちボルテで先に出したりもしました。
ただ逆に言うと、面倒くさくて環境の微調整とか考えたくないし絶対やりたくない!という人はコントローラーが置物になる可能性が高いです。(買ってすぐ実機と同じ感覚でプレー出来ることを期待するのはNG)
タイトルにある果たして練習になるのか?という問いの答えは、「環境の微調整をして実機に近づければ十分練習になる」というのが答えです。
本気で上達したい、多少の面倒臭さは伴っても集中して練習できる環境が家に作れるならOK!という人にはおすすめできるよ。
音がうるさい
筆者的に、おうちボルテ導入で最も問題になる部分はコントローラーの打鍵音のうるささかなと思います。
音が気になるから、購入したはいいけどあまり頻繁にプレーできない…という人も一定数いるようです。
集合住宅に住んでいる人などは、音が気にならない時間帯にプレーする/コントローラーを静音化するなどは必須と言って良いでしょう。
公式からはコントローラーの打鍵音の大きさに関する情報が特に提供されてないですが、プレーヤー側で打鍵音の大きさに配慮したり何らかの対策を施さなければいけないケースが多い、というのが実情です。
そこらへんに情報の非対称性があってなんだかなぁ…と筆者的には思ってしまいます。
対策
最近ツイッターで流れてきたツイートで以下のようなコントローラーの騒音対策手段が紹介されていました。
最近自分が夜遅くまでアケコン使える理由。
どぐらプロの奥さんがツイートしてたダンボール箱の中を所謂【プチプチ】で一杯にして、その中にアケコンを入れる。これでかなりの消音効果が得られます。スーパーでダンボール箱確保して、後は100円ショップかホームセンターでプチプチ買うぐらい。 pic.twitter.com/rlgSak1Fhc— FeST│SUGAKNEE (@ojinjinm) April 22, 2018
この手法を導入してかなり音を軽減できたと言っている弐寺ランカーの方もいるので、音が気になる方は試してみる価値がありそうです。
まぁでも、コントローラー買ったけど結局あまり使わなかった…という人も最悪メルカリとかヤフオクで売るという手段はあるから、それを厭わない人はデメリット込みでも試してみてもいいんじゃないでしょうか。
追記:ボルテ新バージョン “EXCEED GEAR” とおうちボルテとの環境差
最近アーケードのボルテにおいて、新バージョンが実装されました。
取り急ぎ、その特徴を挙げると以下の通り。
・フレームレートが120fpsに増加(実機の方が判定健全化された)
・つまみの判定が変化(実機の方がつまみが外れにくくなった一方、一部の放置可能つまみが放置できなくなった)
・ノーツ数が変化(一部の曲のつまみのCHAIN数が増えて実機の方がスコアが出やすくなった)
今までのバージョンと比較して、アーケード環境とおうちボルテ環境にやや乖離が生じる可能性もあります。
従って、その差に敏感な人はしばらく様子を見る必要があると言えそうです。
今作でfpsが増えた分実機の方が判定健全化されているとはいえ、その仕様変更でプレーヤーの地力が大幅に変わる訳ではないので、地力養成ツールとしてのおうちボルテの役割はあまり変わらないのではないか…というのが現在の筆者の私見ではあります。(アケのスコア基準でないと不満な人は要注意ですが)
結論
上記のメリット・デメリットを自分の環境に照らし合わせて、メリットの方が上回ると思ったらおうちボルテの導入は推奨できます。
特に長期的にボルテを上達する意思がある人に最も推奨できます。筆者はこれより先にもボルテ上達意思があるため、購入して全然後悔はありません。
参考にDOLCE.プロのツイートを引用させていただくと、「家で培われた技術が丸々反映されている」ということを言っています。
アケボルテ、家で培われた技術が丸々反映されてて最高過ぎる。 pic.twitter.com/bpUksS8pm4
— dolce_iwate (@dolce_iwate) June 22, 2020
一方で、或帝滅斗以上を目指さない人のうち、デメリットの該当部分が多い人は、おうちボルテをどれだけの期間プレーするかも含めて、よく考えてから導入する必要があると言えそうです。
おうちボルテは人によってメリットの差が大きいこともあるので、じっくり考えてから導入を検討してね。
おうちボルテ導入を前向きに考えている方は、下の記事もご参考に!
おうちボルテ以前に、そもそもボルテ全体の上達ヒントなども用意しています。
↓初心者・始めたての方におすすめな記事たち
↓暴龍天を目指している方におすすめな記事
↓運指うんちく集
↓その他よもやま記事
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