今回は、「剛力羅合格レベルに到達するために、全てのコースに共通して求められる力」に的を絞った記事になります。
剛力羅は合格済みで、或帝滅斗~暴龍天合格レベルを目指しているよ!という方は↓こちら↓をご覧ください。
今回の記事は非常に長い記事になるため、是非目次から興味のある項目をピックアップしてご覧ください。
剛力羅合格に必要な力
剛力羅までに必要な地力を鍛える段階は
・ボルテに登場する基本的な配置パターンに慣れる
・ボルテのつまみの判定感覚と基本パターンに慣れる
おおよそ、これらの力を鍛える段階です。
そこから先、或帝滅斗や暴龍天の合格に求められるレベルとなると、「ボルテ特有の仕様に慣れる」というよりは、
・「速いBPMの鍵盤を押す連打力・指の力」
・「高密度鍵盤の認識力」
・「FX混じりの鍵盤を押すパターン認識力・指の力」
・「基本を組み合わせた、応用的なパターンのつまみ認識力」
が要求される割合が多くなってきます。
剛力羅合格まではまず、
ボルテの基本パターンに対応できる力をつけましょう。
以下で、その基本的な鍵盤・つまみのパターンを解説していきます。
基本的な鍵盤パターンを押せるようにする
この項では剛力羅レベルで徐々に要求され始める、いくつかの「鍵盤パターン」について解説します。
(その前に、基本的な「指の配置」については以下の記事もご参考に。)
・A-C片手同時押しの位置感覚把握はとにかく回数を積んで慣れる。
つまみを回しながらのA-C(またはB-D)同時押しは、片手で押すことが求められます。
剛力羅の課題曲だと
・ムーニャポヨポヨスッポコニャーゴ
・チョコプラ
・BoF
等でこの配置が登場します。スキアナでも頻出配置ですね。
この配置は練習せずいきなり押せるようになるのは難しいです。
従って、「繰り返し練習して、位置感覚を掴む」ことが必要です。
曲プレー中だけこの配置を練習するのではなく、
選曲時間中/待機時間中にもエア練習をすると早く慣れることが出来るためオススメ。
「つまみ↔A-C同時」などの往復動作をして位置感覚に慣れましょう。
ちなみにこの同時押しで使う指は2パターン、
・人-小で押すパターン
・親-小で押すパターン
があります。
(上手い人でも時と場合によって押し方を使い分けたりする。)
前者の「人-小で押すパターン」は
・急な移動にも対応しやすい
・手が小さい人はやや安定しない
という特徴があり、
後者の「親-小で押すパターン」は
・一度慣れると安定しやすい(鍵盤への指の接地面積が大きく、押し損ねしにくい)
・腕全体を動かす/手首を若干曲げる必要があるため、移動までのエネルギーが多い/慣れるのに時間がかかる
という特徴があります。
(手が小さい人ほど後者寄りになる傾向があると感じます)
両方試してみて、押しやすい方を探してみてね。
・FX片手同時押しは体勢を素早く変えることに慣れよう
FXの同時押しも、つまみを回しながらだと片手で押す必要があります。
剛力羅課題曲だと
・Night Rockin’ Bird
でこの配置が出てきます。
(他には、LV17のAll Clear!開幕等でこの配置が登場します。)
この配置は、通常の鍵盤を押す時のように正面を向いたまま押すのは非常に押しづらい。
そのため、やや体を傾ける必要があります。
これも慣れるまでは急に降って来るとミスしやすいので、「予めFX片手同時が来る」とわかっている譜面については、もうすぐFX同時押しが来るぞ!という意識でトライすると良いでしょう。
上記のNight Rockin’ Birdにおいては、外れやすい折り返しつまみと同時にこれが来るため、慣れてないとミスしやすいかもしれません。(折り返しつまみのコツついても後述します)
どうしても反応できず安定しない場合は、後述するように「ハイスピを下げる」のも試してみて下さい。
・FX混じりの鍵盤は「反射神経」というよりは慣れ
剛力羅適正レベルでの課題として、FXが混じった鍵盤の認識があります。
好例として、Emperor’s Divideの中盤の地帯を挙げましょう。
鍵盤ゲーに慣れていない方だと、この配置は初見だと結構戸惑ってしまうと思います。
鍵盤の打鍵には
①「形を認識する」
↓
②「配置がどの指の動作に対応するか脳内変換する」
↓
③「実際に押す」
という過程があります。
上に挙げたタイプの配置が難しく感じる原因として、段階①の「形を認識する」のが難しいというよりは、②の「配置がどの指の動作に対応するか脳内変換する」のに時間がかかってしまうのが難しい原因です。
上達してくるとこの「押し方の指の動かし方への脳内変換」の時間をほぼ0に出来るため、②だけが難しい要因の配置の場合、一度押せるようになれればそれ以降常時安定して押せるようになります。
そしてこれは才能の差などは関与せず、誰でも回数を積めばできるようになる部分でもあるので、繰り返し練習して対応しましょう。
・反対側の鍵盤の位置感覚にも慣れる。親指や複数の指を使う
剛力羅ともなってくると、
右手でBボタンorAボタンを押させる配置
左手でCボタンorDボタンを押す配置
が段々と増えてきます。(いわゆる出張配置)
例えば、LV18のblack or white[EXH]など顕著ですね。
↑こういう配置だね。挑戦段階だと、位置感覚が掴めなくてついつい鍵盤と鍵盤の間を押しちゃうよ~。。
この配置パターンの、出張先側の鍵盤の取り方としては主に
・手の軸を移動させて人指し指で押す
・親指で押す
・人中小で押す
といった3パターンあります。
前述のA-C同時押しと同様で、これも選曲時やマッチング待ち時間に「手元を見ながら」でなく、「画面を見ながら」繰り返し押す練習をすると上達が速くなると思います。
以下の記事で、より詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
・片手トリルに慣れる。速く押せないなら複数の指を使おう
oriental blossom等に代表される、つまみを回しながらの片手トリル。
片手トリルを押す場合、基本的に「AボタンとDボタンは薬指」等ボタンを押す指は決めてることがあるかもしれません。
しかし多くの指を使ったほうが押しやすい配置については「薬指↔人差し指」だけで押すことにこだわる必要はなく、片方のボタンを中指薬指両方使って押すということもします。
上手い人の動画を見ていると気付きますが、通常各ボタンに対して1本の指を使って押している場合でも、「縦連などは複数の指を使って押す」など、指の使い方を分けてたりする事があります。
バンギン赤など、早すぎて間に合わない!という片手トリルでは手首をやや内側にひねるのもあり。
(僕はそれに近い感じの押し方をします)
無理に特定の押し方に拘る必要もないので、自分が一番押しやすい押し方を探しましょう。
・24分螺旋階段はリズムより目押しを頼りにする
snow storm EXHなどで見られる24分螺旋階段。
このような螺旋は、リズムを頼りに押すというよりは目押しで押すのがオススメ。
(リズムに頼ろうとすると指の動かし方との対応づけが複雑すぎる)
目押しのコツですが、下のように螺旋を三角形のまとまりに分割して1つ目の鍵盤を光らせることを意識します。
(押す時は「この1つめの鍵盤が打鍵音のどこに対応してるのか…?」などは考えずに、とにかく目押し。)
↑この図中の赤の部分を目押しで捉える意識。
餡蜜することで逆にミスが増えやすくなる配置だからです。
集中して必死に喰らいついていくうちに段々ニアを減らせるようになるので、譜面のとおりのガチ押しを推奨します。
基本的なつまみを回せるようにする
・折り返しつまみは早く回しすぎない
上の図のような折返しつまみはよく見ますが、このようなパターンで「原因不明のつまみ外れが起こってしまい、復帰にしばらくかかる」といった現象が起こったことはありませんか?
折返しのつまみで理不尽に外れ続けてしまう!といったケースは、「つまみを回すのが早い」のが原因の場合がほとんどです。
折返しつまみを回すタイミングが「遅い」場合は、後からその方向につまみを入れればすぐに復帰できるため、補正を超えて遅く回してもほぼ1ミス分で済み、ゲージもほとんど溶けません。
しかし回すのが「早い」場合は、本来正しい方向と逆方向につまみを回して戻してからでないと復帰が出来ないため、ゲージが溶けやすいんですよね。
ボルテにまだ慣れていない方は、全体的につまみの折返しはちょっとだけ遅めを意識すると、大幅にゲージが溶ける等の事故を改善できる可能性が高いと思います。
(ちなみに筆者は暴龍天になった現在も、折返しのつまみは曲ぴったりに合わせて回すというよりは”ほんの僅か一呼吸置いて回す” という感覚で回してたりします。)
下の動画でも解説していますので是非。
・16分直角つまみは認識を簡略化する
こういったつまみは単純に、「回し続ける」だけでOKです。
譜面通りに大真面目に「回す↔離す」を16分連続の速度で繰り返すのは無理があります。そのため、ほとんどの場合は「つまみを離さずその方向に回し続ける」ことになります。
実質的に(斜めの)直線つまみと同じという理解でOKです。
・レイクつまみも遅め意識
「#Fairy_dancing_in_lake」に出てくる特徴的なこのつまみ。
初見だとミスらない方が難しいこのつまみですが、高難易度譜面になってくると典型パターンとして容赦なく降ってくるようになります。
多くの人でこのつまみが外れる原因として大きいのが、「正しい方向に回せていない」ことよりも「折返しで早く回している」ことだと感じます。
レイクつまみでがっつりミスってしまう!という方は、拍の区切りの部分で一瞬だけ呼吸を置き、焦らず回すことを意識して下さい。
特に各区切りのうち、折返し型になっている方の色は焦らないことが大事。(遅めに少しだけその方向に回すような感覚)
基本パターンを覚えてない段階ではハイスピを上げすぎない
何回もトライしてるが、要所要所でのミスがなかなか減らないよ!という時は、
・反応が間に合わないせいで、押し損ねのミスが出る
・視認性が悪いせいで、正しく押せずミスが出る
のどちらに該当するかを分析してみて下さい。
反応できないのが原因の場合はハイスピを少し下げ、譜面が詰まっていて視認性が悪いのが原因の場合はハイスピを少し上げることで、改善することがあります。
慣れていないうちは、ハイスピが速いと特に「直角つまみ」への反応し損ねが多かったりします。該当する方は、直角つまみが来る部分を予習して心構えするか、安定を重視するためにハイスピを少し下げるかしてみて下さい。
逆に、基本パターンを覚えてきたら…?
「譜面への反応が間に合わないことが減ってきた」「ボルテに登場するパターンは大体覚えてきた」という段階になってくると、
「ハイスピを速くすることで減らせるニア>>>ハイスピが速いため反応できずにミスをする失点」
となってきます。
そのため、ボルテにも結構慣れてきたな、という段階になってきたらハイスピを少し上げるとスコアが出やすくなったりします。(例えば今までハイスピ680でやってきた人が、ボルテの譜面パターンに大体慣れてきた段階でハイスピ720に上げると、あらゆる譜面のスコアが底上げされるという事例も結構あったりする)
変え過ぎも禁物なのですが、慣れ具合に合わせて適宜調整してみて下さい。
実は適正ハイスピを探すのは結構難しい問題だったりするんですけどね…。
ボルテ以外の音ゲーも気が向いたらやる
ここからは剛力羅に限った話ではないですが。
最近だと無料のPC音ゲー・スマホ音ゲーでも地力を鍛えられるものが色々あります。その中でも、
・なるべく精度判定が厳しめのもの、認識力を要求されるもの
を、目標を持って遊んでみると良いと思います。
(判定が厳しすぎるor認識が難しすぎてつまらない…というレベルではなく、適度に楽しい難しさのものを選ぶ)
ボルテはどちらかというと、
音ゲー全般に求められる地力の他に、譜面研究で上手くなる部分も結構大きい音ゲーです。
(他の音ゲー機種と比較してみると、例えばbeatmaniaIIDX(弐寺)は、譜面研究というよりはガチガチの音ゲー地力が要求されるゲームです。そしてbeatmaniaIIDXが上手い人は既に高い音ゲー地力を持っているため、ボルテもすんなり上達する事が多い。)
ボルテは弐寺に比べると、基本的にランダムをかけるゲームではなく、同じ譜面を繰り返しプレーするため、研究が通じやすい。
そのため、ともすれば譜面研究の時間が長くなってしまったりするかもしれません。
しかし、長期的始点で見ると音ゲー地力を鍛えることは必ず必要になるため、
「譜面研究をしすぎるor暗記に頼る」ことに寄り過ぎないよう気をつけて下さい。
(「覚えているから押せる」ではなく、最終的には「見て反応してそのまま押せる」ことが理想だったり)
譜面研究をする場合も、
「譜面保管所の画像とにらめっこする」のではなく、
「動画を見ながらorエアプレーで “実際に繰り返し手を動かす”」ことのが大切。
もっと言うと、「ただ譜面動画を流してそれに合わせて手を動かす」だけでなく「押せていない部分を明確に特定し、その部分を0.5倍速→0.75倍速→等速と徐々に上げていきながら、反復練習して感覚を掴み押せるようにする」のが大切です。
ただ、ボルテだけをしすぎていると譜面研究だったり暗記頼りの傾向に陥ってしまうこともあるので、
それを防ぐ意味でも、気が向いたら1つか2つほど他の鍵盤系ゲームを触るのをオススメします。
簡単な回はどれ?コース別対策
以上、剛力羅合格に要求される一般的な技術を書きましたが、実践的な話として一番簡単な回はどの回なのか?が気になる人も多いと思います。
僕のオススメはEnchante回です。(2019年12月時点)
この曲はつまみ要素が多く、たまに初見殺しな直角も入っていたりするのですが、慣れればミスを減らしやすい曲です。剛力羅初合格を狙う方は、動画を見ながら手を動かして練習した上でこのコースに挑むことをオススメします。
その意味で、地力が足りない状態だと非常にミスが出やすいBOFなどの鍵盤曲よりは、最悪ハイエナも効くつまみ譜面の方が易しめのため、全体的につまみ譜面の多いコースが簡単といえます。
ゴーストルール回攻略記事:
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